こんにちは、はとぽです。
うにさんは先月無事に挿し餌を卒業し、ケージデビューし、すくすくと育っています!
更新空いてしまいましたね。
たくさん書きたいことがあるのですが、忙しくて(※)更新が追い付かずにいました꒰∩◞﹏◟∩꒱
※推してるアイドルのライブが始まりまして……TABOO NIGHT XXXXっていうんですけど……
オカメインコを飼おう!と決めたとき、雛をお迎えするか一人餌になった子をお迎えするか、ずいぶん悩んだものです。
心労も大きかったのですが、雛をお迎えして良かったなあと今になっては思います!
自分の備忘録として、そしてオカメインコの雛をお迎えする方の参考になることがあればと思い、今回はお迎えから挿し餌卒業までの記録を振り返ります( ╹〰️╹ )
まずは1番伝えたい結論から。
オカメインコの雛を育てるって大変。
でもやる価値は絶対あるし、うまくいかなくても焦らないで!
つつがなく過ぎる9日間(生後42~50日目)
うにさんは生後42日で我が家にやってきました。
お迎えして数日(特に朝)は挿し餌を食べてくれないことがあると聞いていたので覚悟していた初日。
ガツ食い。

新生児みたいでかわいくて、あえて半目の写真選びました(笑)ブレブレですみません。
初日の夜は挿し餌前で93g。挿し餌後は103g。しっかり10g食べました。

一晩明けた2日目も1日3回(8:00・14:00・20:00)毎食9g食べてくれていたのですが、3日目の朝ごはんが急に5gに減りました。
ジャージャー鳴き続けるのにスプーンを近づけると「もういらない」と主張するように口を閉じられる……でもけたたましく鳴き続ける赤子に戸惑いました(笑)
しかし朝控え目だった反動で(?)昼は13g、夜は12gの大食い ̗ ̗꤮︠ ̫꤮︡ ̗ ̗ ニコ……
こんな感じで、朝は控えめ傾向がありつつ10g前後食べてくれていました。

朝の食べる量も徐々に増えていき毎食10g前後で安定していました!
というより……生後48日目(家に来て7日目)から際限なくごはんを欲しがるようになったので、わたしが10gくらいで挿し餌をストップするようになりました( ⩌ ̫⩌ )もうおしまいよ~ってね(笑)※食べさせすぎると次のごはんタイムまでそのうが空にならないので体重の10%目安に止めていました。
ちなみに、生後49日目で初めて小松菜を齧りました。
ご覧下さい、この虫食いのような愛しの𝒕𝒊𝒏𝒚 𝒃𝒊𝒕𝒆𝒔を──

「つついて遊ぶし雛が食べて害はないので入れて大丈夫ですよ」とショップの店員さんに聞いていたので、お迎えしてわりとすぐにプラケースに小松菜をぶら下げていたのですが、ずっとガン無視されていました。この日、ようやく齧ってみる気になったようです(笑)
突然の嘔吐事件とその顛末(生後51日~54日目)
家にインコの赤ちゃんがいる生活にも少し慣れてきたある4月某日、生後51日目。スマホのアプリでプラケースの気温はチェックしているし、数時間なら大丈夫かなと思って夕方から4時間ほど近場で友人と食事をしに出かけました。
そして帰宅したら…… うにさんが吐いていました( ꩜ ﹏ ꩜;)


よく見たらウンチではない、どろっとした汚れ(量にすると2~3g程度)が床、壁、天井に飛び散っており……T᎔T
しかし本人はケロっとしていて体重も食欲もいつも通りで、ごはんの後プラケースに戻ってもギャーギャー騒いでウロチョロしていました。

「吐しゃ物が飛び散っている」という症状を調べると良くない情報ばかり出てくる一方で、飛び散ったものが未消化のフォーミュラのように見受けられるという点からは「ただ何かの拍子にオエッとなってしまっただけ」という希望的観測もできたので、不安と楽観が入り混じった気持ちに。しかしやっぱり不安が大きく、朝起きた時にぐったりしていたり、息をしていなかったらどうしようと考えて眠れませんでしたT᎔T
結果、翌朝のうにさんは変わらずケロリと元気で食欲もあり、動物病院に相談したところ「緊急性はなさそう」という見解ももらったので、そのまま様子を見ることにしました。
その翌日も変わらず元気そうなうにさん(生後52日目)

この日は待ちに待った健康診断です。
毎日元気そうに見えるものの、吐いたし、もし悪い菌をもっていたらどうしようとお迎えしてから不安だったんですよね……
吐いてすぐ連れて行かなかった理由は、元々この日で予定していたために前倒しでうにさんを病院に連れて行く足(車)がなかったからなんですよね(◞‸◟;)もちろんタクシーを使うとかいくらでも方法はあったのですが、超高額になるので最悪(緊急)の場合のカードとして切らずに取っておきました。
さて、健康診断では身体検査・糞便検査・そのう検査をお願いしました。
(先生は鳥類臨床研究会理事及び認定医で、少し話しただけで「鳥愛がすごい」とわかる方だったので信頼できそうと安心)Oo。.( ˶´⚰︎`˵ )
結果は……
異常なし(健康)!!!
うにさん良かったねえええええって泣きそうになりました。
というかちょっと涙目でした( ;ᯅ; )
それにしても、保定されてお腹を触られてるうにさんが出した鳴き声(悲鳴)ちょっと聞いたことがない声でびっくりしましたね…… 身体の大きなオカメインコをああやってスッとひっくり返して触るのは、わたしにはできないことだと思いました。お医者さんすごい。
何はともあれ、うにさんが健康優良児で本当に良かった~という嘔吐事件の顛末でした。
嘔吐の理由は、結局よくわからなかったのですが、わたしの楽観的予測の通り「何かの拍子にオエッとなってしまったのでしょう」ということでした。そういうこともあるんですね(っ◞‸◟c)
ちなみに、先生と相談した結果、シードではなくペレットで育てる方向に考えを改めました。
シードでもきちんとサプリとなる栄養を与えれば大丈夫だし、鳥類の先生の中でもシード派ペレット派に分かれるので「一概にどちらがいいとは言えない」のは前提。しかし、先生の個人的な経験と見解としては「ペレットのほうが丈夫な子に育つ」とのことでした。
わたしとしても前に飼っていたコザクラインコが発情で弱った経験があったので、うにさんが少しでも強く長く生きられる食事を選べるならそうしたいと考えました。
「フォーミュラを挿し餌しているなら、味が似ているペレットもすんなり食べてくれると思う」という言葉にも後押しされましたദ്ദി^ᴗ ̫ ᴗ^₎

そして健康診断から1日明けた生後54日目。
相変わらず食欲もあって元気で、床に撒いたペレットは一応啄んでいる(と思う)。
というか、それよりも……
小松菜、食べすぎじゃない?(爆笑)

なんだかドッと疲れた数日でしたが、うにさんに何にもなくてよかったです。

挿し餌卒業に向けて踏み出す第一歩(生後55~61日目)
うにさんが超健康優良児であることがわかって一安心するのも束の間。
そろそろ一人餌への移行を始めるべき月齢であることに気づきました。
次から次へとアクションを取らないといけないことが発生する……
インコの成長の早さを感じます(╹﹏╹;)
撒き餌しているペレットや粟穂をちゃんと啄んでいる様子を確認。
とりあえず挿し餌を1日3回から2回へ変更することにしました。 ※生後55日目
ここから3日間のわたしが残した手記(体重記録を取っているメモの備考欄)がこちら
「鳴き狂っている」
「ジャージャーが止まらない」
「ごはん欲しすぎかも」
虐待している気分になるほど鳴いて暴れておりました。
ちなみに空腹で鳴き狂っている間、一応撒き餌を啄んでいる様子はあるものの、がっついている様子ではなく挿し餌もバクバク食べるうにさん。
大丈夫かなぁ……と心配になっていました。さながら「同年代の子はできるのに、うちの子は大丈夫かしら?」と心配する親の気分(╹﹏╹;)
うにさん、自分で食べるやで
ということをどう教えたらいいか?と考えた結果、自分で食べさせることにしました。
どういうこと?
こういうことです。


クチバシ直送デリバリーサービス終了のお知らせ ってこと☆
時間かかる分ごはんの保温は難しいし、口まわりは汚れるし、食べた量図りにくいし、これって意味あるか?と疑問に思いつつ(お前が自分で始めたんだろう)4日続けました。
受動的ではなく能動的にごはんを食べる感覚を覚えられるかなと思って実施した試みなんですけど、挿し餌を卒業した今となってもこの試みに意味があったのかどうか、ぶっちゃけわかりません(笑)

クチバシ直送デリバリーサービス終了しても、うにさんはよく食べました。
挿し餌1日1回チャレンジ(生後62日目)
目標は「挿し餌卒業」であって、挿し餌を減らしたり、フォーミュラを自分で啄ませることでもない。
ということでまた次のアクションが必要と考えました。
「食べなきゃ死ぬかも」っていう飢餓感が足りないのか……?
そう思ってお試しで1日だけ、挿し餌を1日1回に減らしてみることにしました。
そして……この日うにさんに現れた異変、それは
キッチンペーパー(床材)を異常に噛む
これまでは暇つぶしに粟穂や撒き餌を啄んだり、温度計をどつき回すことはあっても、床に敷いているキッチンペーパーに興味を示すことは1回もありませんでした。
そんなうにさんが、朝の挿し餌を抜いたこの日の午前中からキッチンペーパーをひたすらカミカミ……カミカミ……
噛んでいるだけなのか、飲み込んでしまっているか、じっくり見ても判断できずとても心配になりました( ;ᯅ; )
柔らかくて飲み込みやすそうなキッチンペーパーよりはマシだろうと思って床材をコピー用紙に変更する措置をとるものの、それでも止まらないカミカミ……
養生テープでガードしてしまった

ストレス発散できなくなって可哀想という気持ちはもちろんあったんですけど、君が今食べるべきものはそれじゃな〜〜〜〜〜〜〜い!!!足元を見ろ足元を〜〜〜〜〜〜!!!ということを伝えたくて(必死)
撒き餌に集中するためにプラケースの前面に薄手のタオルをふんわりかけてみたりもしました。
それでも赤子は鳴き狂っていて本当に可哀想な気持ちになりました。
そしてこの日の夜、ちょっとした事故が起きました。
同居している家族が、プラグを足で引っ掛けて抜いてしまって、一時的にうにさんの保温器具が止まってしまったのでした。
時間にしたらほんの30分くらいだったのですが、プラケースの温度が20度くらいまで下がってしまい…… 空腹も相まって、うにさんが膨らんでいました( ;ᯅ; )
目を離したわたしが悪いのですが、逆に短い時間で気付いてよかったとも思います。
保温器具のプラグはコンセントから絶対抜けることがないように養生テープで固定しておきました。ヒヤリハットですね。
さて、1日1食デビューのこの日、うにさんは結局ほとんど撒き餌を食べず、朝93g→昼90g→夜88gで着地しました。
体重の5g減ということなので、ギリギリ許容範囲ではあったのですが、「紙を食べる(噛む)」という行動が現れたことと、(ヒヤリハットの影響もあり)膨らんで元気がなさそうだったことを考慮して、挿し餌を1日2回に戻すことにしました。
ちなみに1日断食したこの日の夜、うにさんの気が済むまで食べさせてあげようと考え、うにさんの前にごはんを放置してみました(いつもは10g程度与えたら取り上げていました)。
15g食べてもまだ止まる気配がない暴食にさすがに焦り、結局ストップをかけてしまいました。
ということで、この日のうにさんは体重103gで就寝。

おなかいっぱいになってよかったね
挿し餌卒業(生後63〜66日目)
前日15gもごはんを食べたせいで翌朝の体重が過去一重いうにさんでした。

挿し餌を減らして無理をさせてしまったと反省し、一旦1日2回に戻してみることにしました。
さて、ここからどうしようか。
……と悩みました。
生後60日を過ぎている月齢を考えても、撒き餌を食べている状況を考えても、挿し餌を1日1回にするのは早すぎることはないはず。
でも、紙を食べてしまうほどお腹を空かせて弱ってしまううにさんを見たくない……
とはいえ、このまま何も手を打たないのは飼い主の怠慢なのではないか……
飼い主の怠慢のせいで挿し餌を卒業できなかったら、そのせいでそのう炎にでもなったら……
と思考がグルグルしました。
どうすればいいか、知恵袋で質問したり、自分で調べたりして、1日うにさんのことで頭がいっぱいでした。
そしてこの日の夜、挿し餌を食べてもまだ鳴き続けるうにさんに何気なく手でペレットを差し出してみました。すると……
すごい勢いでボリボリ食べ始めたのでした。
突然どうした〜〜〜〜( ◠﹏◠; )
と困惑しつつ、ペレットを与えては次々に砕いていくうにさんが面白くて感動的で、わんこそばのようにペレットを渡していきました(笑)
この「突然ペレットの美味さ(あるいは自分のクチバシでペレットを砕く快感?)に目覚めた瞬間」が、うにさんの挿し餌卒業のきっかけになった気がします。
その後3日間のうにさんの様子です⬇️
生後64日目
・1日を通してペレットをガツガツ食べている
・いつも激しく鳴き始める時間になっても、こちらの声かけに反応せず黙々とペレットを食べている
・夜の挿し餌前の体重が、挿し餌後の体重並みに重かった(=ひとりで十分な量を食べている)ので、少なめに挿し餌を与えた
(↑まだ食べるんかいw( ◠﹏◠; )って思いました)
生後65日目
・わたしが朝の挿し餌を準備する前に相当量のペレットをひとりで食べたようで、朝一番の体重がすでに99gもあった。ので気持ちだけ(3g)挿し餌を与えた。
(↑いや食べるんかいw( ◠﹏◠; )って思いました)
・引き続き1日中ペレットをガツガツ食べている
・夜は一応フォーミュラを用意したが、小さくジョ〜〜〜って鳴くだけで全く食べようとしない。
生後66日目
体重が朝一番102g → 昼102g → 夜105g と、挿し餌なしで安定
ということで、生後66日目にして
挿し餌完全卒業となりました(⸝⸝ᴖꙍᴖ⸝⸝)
うにさん、がんばったね。おめでとう!


挿し餌を終えての感想文〜やっぱり雛から育てて正解だった!〜
全身全霊で、耳をつんざくような音量で、毎日わたしに「ごはん!ごはん!」とアピールしていたうにさんのジャージャー鳴きが、急にピタリと止まる日。
その日が無事に来るように、あの手この手でうにさんの自立を促していたのはわたし自身なのに、待ち望んでいたその日が実際に来ると、こんなにも寂しさの混じった安堵を感じることになるとは思いませんでした。
わたしは独身なので育児経験がありませんが、世の母親たちは子の自立を見守る中でこんな感情になるんだろうかと想像しました^^
それにしても、ほんの1ヶ月足らずの時間だったにもかかわらず、オカメインコの育雛って大変だと感じました(主にメンタル面で……)。
人間の子を育てることと比較したら失礼なのかもしれませんが、労力と難易度の差はあれど、赤ちゃんを育てることは、人間でも動物でも等しく大変なことだと思ったのでした。
同じ小鳥で比較しても、オカメインコの赤ちゃんは特に大変ですね。文鳥を雛から育てた時は、こんな苦労と達成感を経験しませんでしたから、そう感じずにはいられません(笑)
だからと言ってここで「オカメインコの雛は難しいので、中雛から飼うのがおすすめです!」と言いたいわけではなくて、むしろオカメインコを雛からお迎えすることを、わたしは全力で勧めたいと思います!
理由は一つ、
我が子への愛着がとんでもないほど湧くからです
苦労して育てて自分に懐いてくれたオカメインコは本当にかわいいです。
最大の努力で一生この子を守りたい。
この子のためならなんでもしたい。ってなります。
もし、うにさんを中雛からお迎えしていても愛着は湧いていたでしょうが、赤ちゃんから育てた思い出が伴なう愛情がどんな深いものになるか、誰でも想像はつくと思います。
ですから、この記事を読んでくださっているあなたがオカメインコのお迎えを検討しているのであれば、ぜひ雛をお迎えすることをご検討いただきたいと思います!
大変なのは間違いないのですが……(。𖦹 ‧̫𖦹。)
オカメインコの育雛が大変たらしめる理由は、個人的にこれなんじゃないかなと思います。
- 雛の自立に楽観的になりすぎる(挿し餌を何ヶ月も与え続けるなど)のはNG
- つまりは挿し餌卒業へ導くように、ある程度飼い主のテコ入れが必要
- かと言って神経質になりすぎるのも良くない(成長ペースの個体差が大きいがゆえに、雛のペースを尊重することも必要)
つまり「雛の体調とペースを見ながら柔軟に、焦らず、雛を導いてあげること」が必要になるわけですが、この塩梅が難しいよ……とわたしは感じました(。𖦹 ‧̫𖦹。)
実際にうにさんもそうだったように、飼い主がアレコレ悩んで手を講じているうちに拍子抜けするほど突然に挿し餌を卒業するケースもあるんですよね(笑)一方で、知恵袋を見ていると、何をやってもなかなか卒業しなくて嘆いている飼い主さんも少なくないように見えます。
雛のペースに差はあれど、飼い主がしっかり観察して柔軟に対応していくことは必須だと思いました。
また、お迎えしたショップの店員さんに「保温を徹底してくださいね」「文鳥やセキセイと同じ感覚で(育雛を)やると、あっという間に雛が落ちますよ」と脅され言われました。挿し餌卒業へ導くこと以外にも、飼育環境を維持管理することもオカメインコは少々難しめなのかもしれませんね。
わたしが保温に四苦八苦している様子の記事です(笑)⬇️
という感じでオカメインコの育雛が簡単とはさすがに言えない(^_^;)とオカメ初心者のわたしは思います。しかし、繰り返しになりますが、
自分の手で毎日ごはんをあげて育てた子は本当にかわいい!𝑪𝑨𝑵𝑴𝑨𝑲𝑬 𝑻𝑶𝑲𝒀𝑶❤︎
ぜひオカメインコ雛のお世話に挑戦していただきたいです(👍🏻ᴖ ·̫ ᴖ )👍🏻
そして、今まさに「うちの子はちゃんと挿し餌卒業してくれるんだろうか……」と思い悩んでいる方へ、
焦らなくて大丈夫です。
引き続き見守ってあげてくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
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